君に贈る
「沙菜、最近旦那とはどう?」


尚吾は私を見て言った


「ん。普通」


「フッ普通って。ラブラブじゃねぇの?」


「普通だよ」




それからだった


毎日二人は私をご飯に誘ったり、一緒に家まで送ってくれたり


何で?


家に帰りストンとソファに座る


壁時計を見ると20時を過ぎたとこ


最近琉生は帰りが遅い


1年先までスケジュールがいっぱいらしい









23時を過ぎた頃、ようやく琉生が帰宅した


「ただいま」


「おかえり」


私は琉生に駆け寄る


琉生はそっと私を抱きしめた


「お疲れ様」


「ん。かなり疲れた」
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