君に贈る
そのとき携帯が鳴った


「もしもし!!」


「琉生、慌ててどうしたんだよ?」


「‥あ‥いや」


何だツレかよ


「今日夜空いてるか?」


「あぁ」


「じゃいつのバーで」


「わかった」


俺は携帯を軽くテーブルに放った


小さくため息をつき遠くをただ見つめた











愛理SIDE


時刻は夕方5時を過ぎた頃


「愛理ちゃん、疲れただろ?もう俺一人でも「いえ大丈夫ですっ!」


「‥そう?でも愛理ちゃんまで風邪ひくといけないし、帰ってゆっくり休みな」


そう言ってニコッと微笑まれ、私の心臓は停止した


「ね」


「‥はい//」


って私もっと一緒にいたいんだけどな‥


私は‥


「あっあの!」


「シー」


あ//つい大きい声出しちゃった


人差し指を口に当てる裕さんが色っぽい
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