君に贈る
「裕さん「裕‥?」


私が話しかけたとき、沙菜が目を覚ました


裕さんはすぐに沙菜に目を向けた


「沙菜?大丈夫か?」


「うん」



私は視線を逸らした


「ん‥愛理」


「…」


私は唇を噛みしめその場を後にした


何ヤキモチ妬いてんだろ私


あぁ何で部屋出ちゃったんだろ‥


裕さんイヤな女だって思っただろなぁ‥


せっかく沙菜が目を覚まして私を呼んだのに


あぁ‥もう


最悪


私は沙菜の家の前にしゃがみ込んだ


はぁ‥


何でこうなっちゃうかなぁ


今更戻れないし‥


私は大きなため息を残し、自分の家に入った
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