君に贈る
今までと同じようで違う部屋


私は目を閉じ深呼吸をした


私は琉生を信じてる


絶対大丈夫


そうだよね、琉生


今日も一人琉生の帰りを待つ


私はリビングのソファに座りボーっとしていた


刻々と時間は過ぎて行く


日付が変わる頃、琉生は帰ってきた


「ただ今」


私は立ち上がり琉生がリビングに入るのを待った


「ただい・・ま」


部屋を見渡す琉生


そして私を見た


「沙菜、これは・・」


「お帰りなさい」


私は笑顔で言った


「あぁ」


琉生は私の目の前に立つ


「キレイだ、沙菜」


「先お風呂にするでしょ?」


「その前に」


琉生は私の首を引き寄せ唇を重ねた


髪型もメイクも、服も部屋も全て変えた
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