君に贈る
私は家を出て家を見上げた


「結衣・・嘘でしょ・・」


私はその足で悟の家に向かった


ピンポーン


すぐに開いたドア


「愛理、どうした?」


「相談があるんだけど」


「あぁ、入れよ」


久しぶりに悟の部屋に入った


ソファにストンと座る


「今缶コーヒーしかないけど許せ」


「ありがと」


私はコーヒーを受け取り振った


「で、どうした?」


「琉生くんと最近会った?」


「いや、ここ1ヵ月くらい会ってない」


「電話は?」


「するけどシカト」


「…」


きっと結衣といるからだ


どうすればいいの


「どうした、眉間にシワよせて」


「琉生くんが結衣と不倫してるかも」


「ぶっ!!!!!!!!・・はぁ!?」


悟はコーヒーを噴いた
< 371 / 418 >

この作品をシェア

pagetop