君に贈る
ツレは一気にグラスを空ける


「マスター、コイツどんくらい飲んだ?」


「ビール3本と焼酎ロックを1瓶かなぁ」


「はぁ?」


コイツ弱いのにそんな飲んでんの?


「琉生~俺アイツが好きだ‥」


「…」


ツレはカウンターに倒れ込み呟く


俺は目を逸らした


「琉生くんも大変だな」


「マスター、いつもの」


「はいはい」


俺はツレを見てため息をついた


携帯を見ると連絡は何もない


アイツ何やってんだ?


「琉生~酒~」


「お前もう飲むな」


「琉生~」


「つか一生飲むな」


「えぇ~」


「…」



俺は一気にグラスの酒を飲み干した


はぁ


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