君に贈る
そんな3人に呆れながらお酒を飲んだ


「ねぇ、そろそろ帰ろう」


もう日は変わってる


明日だって仕事がある


「ダメ」


そう言って愛理は私の肩に手をまわした


「主役はここにいなきゃ」


「主役?」


「ほら、沙菜も飲んで飲んで」


悟がメニューを渡してくる


「ねぇ主役ってどういうこと?」


「そんなん決まってるじゃん」


愛理は完全酔った口調で言った


「愛理」


でも悟が愛理の手を引っ張った


「あーごめん何でもないよ~」


何か変


「雅喜、何か知ってるの?」


「えっ・・いや」


でも愛理と悟は絶対何か隠してる


「愛理、正直に言って」


「何を~私何もしてないよ?」


「怒らないから」


3人は黙り込んだ


3人とも目を合わせようとしない
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