君に贈る
結局裕は家まで送ってくれた


「ありがとうね」


「おぉ。またな」


「うん」


家に入りソファに座る


携帯を見ても琉生からの連絡はなかった


「はぁ‥」


昨日は夢だったのかな‥


琉生はどうして私と付き合ってるんだろ‥


私のことどう思ってるんだろう


私は琉生に電話をかけた


TRRRRR TRRRRR


「はい」


「あ、出た」


「フッ。で、どうした?」


機嫌がよさそうな声


「あ‥用でかけたんじゃないんだけど‥」


何でかけたんだろ私‥


「ふ~ん」


「…」


「…」


ヤバい、何話せばいい?


「あ、あのさ‥琉生「あ、悪いキャッチ入った。またな」


「…」


私は力なく携帯を持っていた手を降ろした


まだあの子といるの?


琉生が‥わからない
< 64 / 418 >

この作品をシェア

pagetop