ふたつ星
再生へ
夜が来て、陽が昇って、また夜が来る。
その繰り返し。
あれからどれだけの日をこの部屋で過ごしただろう。
食欲も無いし、あまり眠れない。
そんな日を、もう何日も繰り返しているのだろう。
あのドアを開けて愛しい人が帰ってくるのを信じて、この部屋で待ち続けている。
糖分不足のせいか寝不足か、頭がクラクラする。
私はソファーの上にうずくまって、両手の掌の上のクローバーを見つめていた。
「翔さん……」
何度後悔しただろう。
あの日、翔さんのことを拒んだことを。