ふたつ星
カーテンを開けて陽の光を体いっぱいに浴びる。
そして、今日も一日が始まる。
またいつもの繰り返し。
自然と重いため息がこぼれてしまう。
死にたくないし、頑張ることもしたくない。
だから、私は初めて学校をサボった。
目的も無く歩き、気がつくと昨日の河原に来ていた。
「……キレイ」
水面が陽の光を反射してキラキラと輝いている。
その光景に思わず呟いてしまった。
水際に近付いて川の流れを見つめる。