ふたつ星


じゃあ、私は?



私にも執着が無い?



興味が無い?




グルグルと頭の中で悪い事ばかりが巡る。




「でも、今の食って少し興味が出た」



しかし、やわらかな口調でそう言う翔さんの横顔を見ていると、自然と笑みが出た。




翔さんが私に執着が無くても、ここにいていいって言ってくれている間は側にいても迷惑じゃないよね。




そうやって自分を納得させた。




「後で食材買いに行きましょうよ」



「そうだな」



私が笑顔を向けて言うと、翔さんは頷いて賛成してくれた。



こうして、この朝から本格的に私達の生活が始まった。



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