『好き』をあなたに
音楽が鳴り響き、ホールにたくさんの人が音楽に合わせ体を揺らしている。

ミラーボールにライトが当たりキラキラと回りを照らす。

「さぁ、今夜も騒げ!お待ちかねの『乱舞』の登場だ!」

DJの声にステージの照明が一瞬消え、赤いライトが照らした先に春菜達3人のシルエットが…。

歓声が沸き上がる。
春菜はこの瞬間が好きだ。


足元から鳴り響く重低音に頭の芯からつま先まで音に支配される。


大地、海斗と視線を合わせ、息を合わせる。


ダンスがおわり、客の歓声が続く中、DJは次のバンドを紹介する。




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