『好き』をあなたに
雄大君からチケットをもらってポケットに入れ、春菜を引き寄せた。


毎日されてる事だけど……慣れない!


真っ赤になって俯く私の耳元に谷口君が口を寄せる。


「出るんだろ?」


谷口君の声がくすぐったくて、首をすくめ頷いた。


「見慣れたけど…、うざいな……。」


亮介君の言葉に雄大君も頷いている…。


「じゃあ、見るな、来るな、邪魔すんな。」


「ひどっ!」

ぶすっとする谷口君は文句を言ってる雄大君をまた足蹴りしてた……。


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