『好き』をあなたに
後ろからまた抱きしめられた。

ひゃっ!

最近、スキンシップが多い気がする…。


「た、た谷口君っ!?ここここ、ここ教室っ!!」


完全にパニック状態の春菜。

「くくくっ、何語だそれ?…くっ…。」


春菜の肩に顔を埋め肩を震わせる。



『谷口弘人が笑ってる…』

周りが驚きに包まれる中、谷口君は気にせず、先生がくるまで春菜から離れなかった。



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