どうしてこんなにも。



手紙の内容。


『今日一緒にかえろ??』


…、いちいち可愛すぎんだろ。


毎日一緒に帰ってるのに。

なんで聞いてくるんだろ。


優璃の行動全部に、好きって気持ちが一つずつ増える。

今何個好きがあるの?って聞かれたらわからない。

数え切れない。



『もちろんです。』


俺は返事をまわす。


優璃は手紙を見て嬉しそうに顔を緩めた。

俺はそんな優璃を見てニヤけた。


「こらー、ゆうちゃんコンビ気持ち悪いぞー。

授業中ににやにやすんなよー。」


…担任。運の悪いことになりそうだ。


「罰としてお前ら今日ちょっと帰り残って手伝えー。」


またか。

こいつただ頼みたかっただけだろ。

畜生。


「えー!?嫌ですよ先生!!!」


優璃は担任に噛みついているが俺は無視。

そのかわり、大きくため息をついた。





< 13 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop