どうしてこんなにも。
手紙の内容。
『今日一緒にかえろ??』
…、いちいち可愛すぎんだろ。
毎日一緒に帰ってるのに。
なんで聞いてくるんだろ。
優璃の行動全部に、好きって気持ちが一つずつ増える。
今何個好きがあるの?って聞かれたらわからない。
数え切れない。
『もちろんです。』
俺は返事をまわす。
優璃は手紙を見て嬉しそうに顔を緩めた。
俺はそんな優璃を見てニヤけた。
「こらー、ゆうちゃんコンビ気持ち悪いぞー。
授業中ににやにやすんなよー。」
…担任。運の悪いことになりそうだ。
「罰としてお前ら今日ちょっと帰り残って手伝えー。」
またか。
こいつただ頼みたかっただけだろ。
畜生。
「えー!?嫌ですよ先生!!!」
優璃は担任に噛みついているが俺は無視。
そのかわり、大きくため息をついた。