どうしてこんなにも。
「んー、じゃあ、近くのうどん屋さんでもどうでしょう?」
優璃の言葉を聞かないフリをする。
「私あそこのうどん大好き!」
あ、なんとか、ぎりぎり、話題変えれた。
でも、うん。
うどん屋で告白するものアレだよな…。
どうしようか。
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「ゆうくん、カレー、飛ばさないようにね?」
にやりと笑いながら彼女は俺に悪態をつく。
「飛ばさないよ。」
それを真顔で受け流す俺。
こういうときは、俺のほうが上手なんだけどなー。
「私の、一口食べる?」
あーん、のポーズを取ってれんげを俺に向けてくる優璃。
うん、別にいいけどね。
「ん、」
と口を開けて、それを食べる。
結構うまい。
さあ、店を出た後が、俺の勝負所だ。
なんて言おうか。
直球ストレート?
なんか前につけたほうがいいかな?
キス、とか、していいのかな?
考え出したら止まんない、かも。