どうしてこんなにも。





とりあえず考えないようにするためにカレーうどんを一気に食べた。


「えっ、ちょ、速いよゆうくん!」


まだ半分ほどしか食べれていない優璃は焦る。

焦んなくてもいいのに。

俺の告白の台詞とか考える時間になるから。うん。



---


「ごちそーさまでした!」


優璃のおいしそうに食べる顔見てたら優璃が食べ終えてしまった。

いやいいんだけど!

可愛かったんだけど!

どうしようか。


「出ようか。」


ん、と優璃の返事を確認して、俺は会計を済ませる。


「ありがと、ゆうくん」


ニコリと小さく笑う顔が、なんだか赤くて。

やっぱり俺はそれにつられて赤くなってしまって。


店主さんには変に思われたかもしれない。


別にいいんだけどね。





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