どうしてこんなにも。
「なんて言うか、すごい緊張してるからうまく言えないけど。
俺、優璃の事すっごい好きなんだよ。ほんとに。
たぶん優璃が思ってるよりずっとずっと。
ずっとちゃんと告白したかった。」
そこまで一気にしゃべって、呼吸を整える。
手には汗を握っている。
優璃相手にこんなに緊張したの初めてだ。
「ふふっ」
ん?
ん?
笑った?
ん!?
いい度胸だな優璃さん。
「あ、ごめ、つい嬉しくって。」
俺の視線に気づいた優璃は口を押さえながら言った。
そんな嬉しそうな顔みたら、なんにも言えなくなる。
「続きは?」
絶対、優璃の方が余裕あるんだろうなって思った。
いつもは俺が余裕ぶっこいてるように見えるけど、
やっぱこういうとき主導権握ってんのは優璃、なんだな。
「あ、言い忘れてた。
私も、ゆうくん大好きよ。」
恥ずかしげもなく、満面の笑みでそういう彼女。
ドカッと爆発するように俺の顔面は赤くなった。