お隣サマ。
家まで送ってくよ
レストランを出てから丁重に断ったにも関わらず後ろをついてくる先輩
前に涼太くんと遊んだ公園までにしてもらおう……
公園に差し掛かったあたりであたしは振り返った
「今日はありがとうございました
ここで大丈「ねぇ、ちづるちゃん」
言葉を遮られたとき、先輩はゆっくりと近づいてきた
「俺と付き合わない?」
え――――?
「ぶっちゃけすげー好みなんだよね
男にふらふら行かなそうだし、彼女として完璧♪」
「そんな……無理です」
そういえばさっき先輩、お酒頼んでたっけ……
お酒が回っちゃったのかな
「じゃあチューだけさせて♪」
「困ります、やめてくださいっ」
逃げようと踵を変えそうとすると、先輩はあたしの手首をがっちりと掴んだ
「逃げられるとでも思ってんの?」