お隣サマ。


「それでは、瀬川先生お願いします」


周りの期待に満ちた表情とは裏腹にあたしは手を強くにぎった



ザワ―――――ッ!!



閉じた目を開けるまでもなかった
周りの反応が気配でわかる














「はじめまして、僕が瀬川真司です」


聞いたことのある懐かしい声があたしの心を大きく揺さぶった


< 161 / 184 >

この作品をシェア

pagetop