お隣サマ。


「2年前、当時僕は父と同じ小説家を目指すため、小説家の卵として作家活動をしていました

しかし同じ年、父は病により他界し、瀬川真司の作家活動が終わってしまった


そして出てきた遺書にはこうかかれていました
『息子の拓に瀬川真司の名前を譲る』

僕は遺書の通りに第2の瀬川真司として活動を始めました



だけどそれには限界があった」

会沢さんはそこで言葉をきった

悲しそうな、だけど自分を責めるような表情だった


< 163 / 184 >

この作品をシェア

pagetop