お隣サマ。


「僕は父のようなミステリーを書きたかった。だけど、できなかった

決定的な何かが僕には欠けていた。
でもどうしても僕はそれが何なのかわからなかったんです


彼女に正体を明かしたときは正直ホッとしました
自己満足だけどホントにそうだったんです

そしてこの話を彼女にしたとき、彼女は真っ直ぐな目で言ってくれたんです


あなたの書く人にはちゃんと心がある……

作品の1つ1つに僕の優しさがある、父との違いはそこなんじゃないかと」


会沢さん……



「僕は彼女から多くのことを学び、そして勇気をもらった

今日こうして皆さんの前に立ち、真実を話す覚悟ができたのも、彼女のおかげなんです」


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