お隣サマ。


ロビーに行くと、そこはまだ無人だった

まだ来てないのかな……





―――――――ん?


「あぁっ!!
栞に連絡するの忘れてたっ!!」

あわててケータイを取り出すあたし
うわっ、着信が5件も入ってる……しかも全部栞だ


あたしは恐る恐る栞にリダイヤルした


『プルル……――ガチャ
こらーっ!!ちづるーー!!』

やっぱり怒ってるーー!!

「ご、ごめんねっ
いきなり予定入っちゃって!!

埋め合わせは今度するから許してくださいっ。それじゃっ」


あたしは一方的に電話を切った

栞……べろんべろんに酔ってこのこと忘れてくれないかな……


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