お隣サマ。


誰もいない公園で1つずつ遊具を周り、涼太くんのお気に入りのブランコを漕いでいるときだった



キーンコーンカーンコーン


5時を知らせる鐘がなった
そういえば全然時間みてなかった……



「おーい」


そこに、会沢さんが手をふりながら駆け寄ってくるのが見えた


「よかった、ここにいた」

「あ、ごめんなさい。すっかり夢中になっちゃって……」

「いいのいいの
よかったなー、涼太。楽しかったか?」

「うんっ!!」



涼太くんの目線に合わせて腰を曲げ、涼太くんの頭を撫でる会沢さん

なんかホントにお父さんみたい……

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