きゅーぴっど②
「ごめんごめん、正樹許してッ!
ただ中川桜って人間が羨ましかっただけなの!!」
あはは、と笑う相手に
俺はハァと溜め息をついた。
「いや~、それにしても正樹ってあんなにボディータッチ過多だったっけ?
ってか、正樹好きな人いたの!?
ねぇ誰々?まさか班ちょ」
ブチッ
俺は直ぐに電話を切り、電源を落とした。
「ったく、あいつのマシンガントークはどうにかならねぇのか……」
俺はそう呟き、
これからどうするかを考えることにした。
《あんなにボディータッチ過多だったっけ?》
《好きな人いたの!?》
ふと、さっきの会話が浮かんだ。