きゅーぴっど②
それが切っ掛けで、僕は彼女と付き合うことができた
すごく、すごく嬉しかった。
卒業式が近づくなか、僕は今まで生きてきたなかで一番の幸せを噛み締めていた。
でも、高校進学とともに
彼女との連絡が途絶えてしまった。
『きっと、慣れない環境に忙しいしんだろう』
そう思い、僕は彼女からの連絡をずっと待っていた。
気がつくと、一年という月日がたっていた。
高校二年生になった僕は
相変わらず彼女の連絡を待つ毎日を過ごしていた。
そんなある日、たまたま来た街で
彼女を見つけた。
………見知らぬ男に言い寄っている彼女を