春をありがとう


「翔太・・・翔太・・・」


私は翔太の体を揺する。


「・・・ん?」

「近本くん、起きたよ?」


近本くんは呆れてる。


「今日の放課後、短距離のタイム測るから、1時間だけ頼めるか?」


翔太は完全に話が理解できてない。
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