春をありがとう


「太陽、お母さんと希美は?」

「買い物して帰るから少し遅くなるって言ってた」


なんだ・・・無事でよかった。


「それにしても遅いな・・・」


え・・・?

そんな・・・冗談でしょ?


「6時まで帰らないなんてことないのに・・・」


太陽の顔は真剣そのもの。

とても冗談を言ってるようには見えない。

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