春をありがとう

痛い胸



宿泊前の日曜日。


俺と歩美は準備が終わってくつろいでいる。


ピンポーン・・・


「はーい」


チャイムが鳴って母さんが応対している。


「・・・ですか?」


聞き覚えのある声が聞こえた。

そう思ったのは歩美も同じだったらしく、俺と歩美は同時に部屋を飛び出した。

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