春をありがとう


「どうしてここにいるの?」


太陽の目線に合わせて私が聞くと、太陽は悲しそうな顔をした。


「いたら駄目?」


私はしまったと思った。


「違うの・・・ここには何か用事があったの?」

「うん!だってここにはお兄ちゃんがいるもん!」


私の頭は真っ白になった。
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