春をありがとう


「で?続きは?」


俺が聞くと歩美はムッとした顔をした。


「誕生日・・・今日なんだって!」

「それ・・・マジ?」


俺は歩美の肩を掴んだ。


「ずっと言ってるのに・・・」

「ごめんって」

「告白するの?」


よくもまぁ、恥ずかしがらずにこんなことを・・・。

やっぱり歩美は何物か・・・。

大物だな。

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