春をありがとう


「美春・・・っ」


みんなが寝静まった夜。


私はなかなか寝付けなくて外に出ていた。


「何してんの?寒くない?」


そう言って翔太は私の肩にタオルをかけた。


「なんだか眠れなくて・・・」


翔太は少し不安そうな顔をしている。


「翔太?何かあったの?」

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