TATTOOー愛情ー
韓国人の2人以外はあたしの方を見てギョッとしていた。


香耶さんだけが笑っていた。


もう無理するのはやめた。


そんなことしたって自分が辛くなるだけだということが分かったから。


ここは常に忙しくて人手不足だから、寿司が巻ければクビにはならない。


例えワークビザが取れなくても、それはそれでしょうがない。


そういう運命だったんだと思うことにした。


だからこれからは自分の思うままに振る舞うことにした。


それで誰かに嫌われても構わない。


人の目を気にしすぎるのはアホらしいと思った。


あたしが誰にも縛られずに生きたいと思うようになったのはこの頃だった。


ネイトのことを好きになり始めたのも・・・。
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