TATTOOー愛情ー
仕事はオークランド郊外のショッピングモールとは違い、それほど忙しくないのでのんびりやることにした。


材料を切るのは包丁を使うのであたし1人でやろうとしたけど、あたしが休んだら誰も出来ないので少しずつ教えることにした。


ゆっくりでもいいから手を切らないようにと念を押した。


みんな気のいいマオリのオバチャン達だった。


ただ大雑把なのか巻きがゆるかったりしてすぐに崩れたりするので、最後までしっかり巻くようにと指導した。


あたしはみんなから見たら小娘だけど、お寿司が珍しいのか教えるとちゃんと言うことを聞いてくれる。


あたしは主に実演で教えて、それをネイトがみんなに説明するという感じだった。


マオリばかりのお店なので地元の人が沢山来てくれる。


それでもここはオークランドとは違いゆったりとした時間が流れている。


17時に仕事を終え、帰宅する。


その時に海に夕日が落ちるのを見るのがたまらなく好き。


オークランドも店が早く閉まる所とかそこまで都会じゃない所が名古屋みたいで好きだけどね。


ここはネイトのふるさと。
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