TATTOOー愛情ー
次の日、お昼近くに起きたあたしはまずはシャワーを浴びた。


ジャックが先に起きていたので挨拶する。


「どう?やっていけそう?」


「はい。多分・・・」


ハッキリしないのが日本人の悪い所である。


「段々慣れてくるから」


そう言ってジャックはあたしの肩をポンと叩いた。


お昼を食べて少しトランポリンで遊ぶ。


そういえばあたし、海外で外国人と住むのは初めてだった。


いつも挨拶代わりに「How are you?(調子はどう?)」って聞かれる。


日本人より親切な気もするし、ドライな気もする。


夕飯を用意して、ジャックとネイトと一緒にパッキング工場へ向かう。


パッキング工場はタウランガ郊外にあり、車かバスでないと行けなかった。
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