TATTOOー愛情ー
準備を済ませトレーラインに入ると、既にミルクも来ていた。


彼女は友達の車に同乗して来ているらしい。


が、17時半になっても左のブラジル人は現れなかった。


昨日のサボり具合といい、今日といい、外国人らしいというかルーズな性格なのかもしれない。


あたしは仕方なくまた2ラインを受け持つことになった。


でも1ラインだとゆっくりで退屈してしまうので、2ライン位でちょうどいいのかもしれない。


同じ2ラインのミルクもそう言っていた。


休憩時間になると19時の夕食時以外にはおやつも出る。


この工場は他所の工場よりも時給が高く、サービスもいいのでアプライ(応募)する人が後を絶たないそうだ。


そういった工場で鳴り物入りで働くことが出来た自分はラッキーなのかもしれない。


今日はラインチェンジというものを初めて体験した。
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