TATTOOー愛情ー
No way! まさか!
次の日工場に行って、受付でパスポートを見せた。


やはりパスポートの情報が要るらしくコピーを取られた。


準備をして工場内に入ると、また左のブラジル人がいなかった。


またいつものことだろうと気にせずにいると、


「彼はクビになったのよ」


とそのまた左のマオリのオバチャンが言った。


「えぇ~!うっそ~!」


「マジよ、マジ!」


あたしは驚いた。


確かに彼は不真面目極まりなかった。そして週の半分は休んでいた。


でも、まさか1週間でクビになるなんて・・・。


そういえば右端の方にいたマオリの女の人もいない。


確かジャックの従兄弟だと聞いたけど。


ミルクに聞いたらその人もクビになったということだった。
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