TATTOOー愛情ー
「ほないつから働ける?」


「まず家を見つけなきゃいけないから1週間位後ですね」


「分かった。じゃ来週の水曜日の8時前にここに来て。エプロンとか必要な物渡すから。あとそん時にこの書類書いて持って来て」


それは働くのに必要な住所や名前、IRDナンバーや口座番号を記入する書類だった。


「もし分からん所あったら空けといて、ここで完成させてもいいから」


「分かりました。今日はありがとうございました」


「じゃ、来週の水曜待ってるで!」


あたしは面接を終えて車に戻った。


あたしはーーー、結局語学学校には行かなかった。


一体何をやってるんだろう、あたしはー?


あの後どうしても寂しそうなネイトの顔が頭から離れず、考え込んでしまった。


本当にあたしは英語講師になりたいのか。


それとももし可能性があるなら、ニュージーに残りたいのか。
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