スイートルームの許婚
もう一人の愛斗が降臨した。



「俺に見せたくて着たんだろ?違うのか?」


そうだと頷きたいけど。

ここで、頷けば…何だかHな女に思われてしまう。


もともと色気よりも食い気の私。


そんな私が…大胆な下着で女の武器を・・・



柔らかい枕がお尻に当たる。


もう、逃げられないーーー・・・



愛斗は金の鍵バッチが光る上着を脱ぎ捨てて、蝶ネクタイを外す。



「照明、落とすよ」


愛斗がベット脇の小さなテーブルに置かれたリモコンで明々とした部屋の照明を消してゆく。


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