スイートルームの許婚
「小早川さん…可愛い」


藤沢さんはクスクス笑いながら、俺を見つめる。



「ストロベリーミルクもあるよ」


「コーヒー牛乳が苺牛乳に変わっただけだろ?大ちゃん」


「まぁーそうですけど・・・総長。それともジンジャーエールおかわりします?」




「いいよ・・・」


藤沢さんに飲めないのは片瀬にバラされてるし、今更、体裁を繕って仕方がない。



俺は大ちゃんが俺のために作ってくれたカルアミルクを一口飲む。



アルコールの味がしない。
ほとんどコーヒー牛乳。


隣では藤沢さんがマンハッタンを飲んでいた。


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