スイートルームの許婚
凪君に頼みたいけど…

凪君…175センチないよなー。


「お嬢様、お出かけ?」


扉付近に立っていたベルボーイ姿の凪君が私に話しかけてくる。


「凪君は175センチあったっけ?」


「・・・見ればわかるでしょ?俺…お嬢様と大して変わらないじゃん。傷つく」


「ゴメンゴメン…」



「・・・あのさ~お嬢様…今夜はヒマ?」


「あ…」


萌ちゃんとは愛斗のコトで険悪な仲になって、遊びに来る約束はなくなった。



「お嬢様に言いたいコトがあるんだ」


「いいよ~別に…」





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