スイートルームの許婚
私は凪君の言葉で、萌ちゃんと愛斗の昨日の夜の妄想世界にトリップ。



許していたキモチが再び、許せないキモチに変わる。



「由可奈?」


愛斗は私の顔を覗き込む。


愛斗の瞳に映り込む自分の顔が萌ちゃんの顔に見える。



「帰って!愛斗」



「えっ!?」



「やっぱり、愛斗のコト…許せない…」



「お嬢様もそう言ってるんだし、帰りなよ~小早川さん」



凪君が愛斗の右腕を掴み、部屋から追い出した。



「おい!?」


「バイバイ~」


凪君はドアをバタンを閉めて、施錠した。


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