スイートルームの許婚
「本当にご迷惑かけました・・・。小早川さん」



「いえ、あ」



エマさんにはまだご両親には紹介してないけど、同じ留学生の韓国人の恋人がいた。


「じゃあー」
俺とエマさんは空港で別れた。



俺はホテル直通のバスに乗車する為、空港のバスターミナルに出る。



「…小早川?」


黒いサングラスした男が俺に声を掛けてきた。



「高校の卒業以来だな…」


「!!?」



男はサングラスを外して、俺に素顔を見せる。



「お前は・・・!?」


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