スイートルームの許婚
「由可奈か…?」
「正解!」
栗原はビジネスバックをソファーに置いて、俺の断りなしに座り込む。
「お前のそばに四六時中いられるのは…秘書くらいもんだろ?ベルボーイとかいろいろ…考えたけど…それではお前を監視できない」
「安達社長の名前を出したのは…?」
「そうでなきゃ~ここに入れないだろ?」
「・・・今すぐ、出てけ!」
俺は栗原の腕を掴んだ。
「待てよ!!小早川…俺なりに…このホテルの改善策のアイデアを持って来た…それを見てからにしてくれ」
俺もホテルをどうすればいいか?
色々、改善策を考えていたが…いいアイデアは浮かばなかった。
「見せてみろ」