スイートルームの許婚
「俺を見込んで…安達社長は俺をホテルの支配人にしてくれた」



「嬉しいんだ…」



自分の実力を認めてくれて、大役を任せてくれた安達社長の期待に、愛斗は応えようと頑張っている。




私は愛斗の仕事を理解してなかった。
感情の思うままに、愛斗を責めた自分が恥ずかしい。



愛する人の仕事を理解したい。



そんなキモチが芽生えていた。



「私…暫く此処にいていい?」


「しかし・・・お前の仕事は?」


「大丈夫…パソコン1台があれば、できるから…」



「でも、ホテルをうろつかれて困る…」


「じゃあ~部屋にこもって…愛斗を待ってる…」





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