スイートルームの許婚
「熱でもある?」



「別に…」



「顔がさっきよりも紅い…」



愛斗は私の顔を覗き見つめた。



「!?」


そして、私の目の前の椅子を引いて座り込む。



愛斗は頬杖を付き食事する私の顔をジーッと見つめた。
何だか薄気味悪いーーー・・・



「…何…今…勤務中でしょ?何…くつろいでるのよ!!」


「酒を飲むと人が変わるように…俺は眼鏡を外すと人が変わるらしい」



「えっ!?」


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