スイートルームの許婚
「ヒック…ゴメン…」


嗚咽が出てしまい、上手く言葉が出ない。



そんな私をトーガ立ち上がって、慰めてくれた。



私をずっと、励まし続けてくれた桜ちゃんがトーガだったなんて・・・



私はトーガに慰められて、ようやく泣き止んだ。


コンコン…


「トーガのマネジャーの黒角です」


「時間は来たみたい…。俺はもう行くよ~後は小早川さんに慰めてもらって」



「待って…トーガ…今まで…私の拙い小説にいつも、花マル5を付けてくれてありがとう」



「・・・拙いなんて言うな。もっと自信持てよ!由可奈…じゃあな~」


トーガは私に短く手を振って、笑顔で出て行った。





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