スイートルームの許婚
「来いよ…俺がお前のデレを引き出してやる!」



食事の途中に愛斗は強引に私の椅子を引き、腕と足の下に腕を差込、強引に抱き上げた。



「ま、ま、愛斗っ!?」



「スキじゃないけど、俺のコト、嫌いじゃないんだろ?」



私は愛斗にお姫様抱っこされて、奥の寝室に連れ込まれた。



大きなキングサイズのダブルベット。
スイートに住み込んでいる私の寝室にはベットメイキングは来ない。
常にベットスプレットは床にズレ落ちたままの状態。
露になった乱れたシーツの上に下ろされた。






「ここで一人寝?」



私の身体に寄り添うように、身体を横たえる愛斗。


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