スイートルームの許婚
「・・・トーガ…まだ、調子が悪いのか?病院には行ったのか?」


トーガの表情が困惑し始める。



「何それ?トーガ、調子悪いの?」
小柄で可愛い顔立ちのレーアが口を開く。



「別に…後で…まとめて内線でオーダーするから出て来んない?小早川さん」


俺は余計なコトを言ってしまった様子。


トーガが俺を部屋から追い出した。


追い出したか思えば、俺の後を付いてくる。



「小早川さん」


俺の右肩を掴み、壁に押し付けた。



「あんた…余計なコト言うなよ!俺たちは明日から横浜アリーナで3DAYSのライブ控えているんだ…余計な言わないでくれるかな?」


「しかし・・・」
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