スイートルームの許婚
「努力を認めるなら、もう少し褒めてあげてもいいのでは?安達社長」


俺が安達社長に助言。


「ただ、花に黙って、水を遣るよりも褒めながら水を遣った方がキレイな花を咲かせると思います。CD売上、番組の視聴率…数字ばかり…見るのではなく、キチンと彼らをみてあげた方が…。彼らだってアイドルと言う商品ではなく、生身の人間です…」



「小早川さんは俺を説教するつもりか?偉くなったもんだ…。まぁー確かに商品ではないな…。文句を言うし…黒角…トーガを病院に連れて行け…。明日の８時半から緊急記者会見を始める。会場は当ホテルで行う。小早川さん君に準備を任せる」



「え、あ…承知しました…」


「テレビ、マスコミ各社には俺がFAXを一斉送信する。お前ら4人にはトーガ抜きでライブを行なってもらう…。トーガのパートに関しては話し合って代役を立てろ。たくっ～眠れないなぁーこれは・・・」



俺も栗原も部屋を出て行く。



「偉いコトになったなぁー小早川」


「そうだな・・・」







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